肌荒れや便秘の悩みをもつ女性は多いのではないでしょうか。ストレスや不規則な生活など原因はさまざま。腸内環境を整えることでそれらを改善し、同時に美肌になれる嬉しい栄養素があります。今回は美腸づくりに欠かせない栄養素をご紹介。

 

腸内環境と美肌の関係

腸内環境が悪化すると肌荒れ、便秘、下痢、免疫力の低下などがあげれらます。悪玉菌が増え、老廃物の排泄がうまくできなくなるため、このような症状がでるのです。これらを改善する薬もありますが、まずは腸内環境を整えることから始めてみませんか。一般的に腸にいいとされている、乳製品や発酵食品、食物繊維を多く含むものを食卓に。ごぼうやキムチを使った料理、デザートにはヨーグルトなどバランスよく摂ることを心掛けてみましょう。

 

腸内環境を整える５つの栄養素

乳製品や発酵食品を食べているのに、なかなか便秘が解消されない、改善がみられないという方はいませんか。美腸に欠かせない栄養素は他にもあります。

１、ビタミンC
腸内の乳酸菌のエサとなり善玉菌を増やし、腸内環境がよくなります。他にも腸のぜんどう運動を活発にする効果も。これはビタミンCが腸内で分解される際にガスが発生するため、腸を刺激するからです。

２、オレイン酸
オリーブオイルに多く含まれている「オレイン酸」。乳化作用があり、便を柔らかくします。イタリアでは、子供の便秘予防にティースプーン１杯のオリーブオイルを飲ませているそうです。

３、マグネシウム
酵素の働きを助けるミネラルで、健康を維持するために必須の栄養素です。腸の働きを良くする作用もあり、海藻や雑穀に多く含まれています。

４、カリウム
人間のカラダには欠かせないミネラルのひとつ。体内で水分のバランス調整や筋肉の収縮を円滑に保っています。そのため、カリウムが不足すると腸の筋肉の働きが悪くなり便秘になりやすいのです。海藻や雑穀には、カリウム以外のミネラルも含まれています。ミネラルは単体で摂るより合わせて摂る方が効果的なので、海藻や雑穀を食べましょう。

５、水
大腸に届く水は、飲んだ量の10分の1ほど。大腸に届いた水が便に吸収されるので、便を柔らかく保ちスムーズな排泄を促すために、水はとても重要です。起床後にコップ１杯の水を飲むと空の胃が刺激され、腸のぜんどう運動が高まります。マグネシウムやミネラルの豊富なミネラルウォーターがおすすめ。飲みすぎは、むくみの原因になるので注意しましょう。

乳製品や発酵食品、食物繊維以外にも５つの栄養素が美腸になるサポートをしてくれます。上手に摂り入れてみてくださいね。
 
いかがでしたか？腸をキレイに保つことは、美肌づくりに大切なこと。サプリメントの補給と併せて、日常的に口にするものを少し改善するだけで、効果がより増します。皆さまもぜひ、お試し下さいね。