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眠れないのは布団のせい!? 掛け布団の重さが安眠の秘訣

  • 2013年10月23日 |
  • 未分類 |

【10-3】布団の重さで安眠
眠れない悩みというのは辛いものです。心配ごとがあったりするとなおさらですね。
いろいろ考えてしまったりして、余計に眠れなくなります。
そんなあなた、もしかしたら掛け布団が軽すぎるのかもしれません。
布団の適度な重みには体をリラックスさせ、心を落ち着かせてくれる働きがありますよ。
 

布団は軽ければ軽いほどいい!?


軽い布団は体に負担がかからなくて良いイメージですが、果たして、本当に布団は軽ければ軽いほど良いのでしょうか。
もちろん個人差はあるはずですが、暑い時でも何も体に掛けていないと落ち着かなくて寝にくい……ということはありませんか?

皮膚には「熱い」や「押されている」などを感じる皮膚感覚の受容器があります。
掛け布団を掛けると、その重さは全身で触覚や圧覚として感じられるのです。
ある程度布団に重みがあると、全身が布団で抱きしめられた感じになるわけです。
これが守られている感じ、安心感を生み出すのですね。もしかしたら、お母さんに抱きしめられた記憶、
もっと逆のぼって赤ちゃんの頃に抱かれていた記憶が思い出されるのかもしれません。
 

布団の重さは体重の10パーセントくらい


精神科や小児科で患者の不安を取り除く方法として、適度に重くした布団というのは実際に使われています。
最適な重さというのは決まっているわけではないですが、一般的には体重の10パーセントくらいの重さがもっとも好まれるようです。

 

あなたの布団の重さをチェック


適度に重い布団というもので寝てみたくなりますよね。まず、あなたの使っている布団の重さはどのくらいですか?
調べ方は簡単です。布団を持って体重計に乗りましょう。その重さからあなたの体重を引くと布団の重さになります。
布団の重さがわかったところで、あなたの体重に対する割合も計算できますね。

 

簡単に重くする方法


布団の理想的な重さがわかったところで、「その重さに必要なだけ布団を重ねて寝たら暑くて寝られないわよ!」という問題も生じます。
そんな時はどうしましょう? 布団におもりをつければ良いわけです。時間もお金もかけない簡単な方法をご紹介します。
 

用意するもの
・ビー玉あるいは洗った丸い小石
・古ストッキング
・安全ピン
 

おもりの作り方
1.ビー玉あるいは小石を30から40gずつ(必要な全体のおもりの重さによります)に分けます。
2.古ストッキングを足先から15cmずつ切ります。
3.切った古ストッキングの片側を結んで、ビー玉あるいは小石を入れ、もう片側も結びます。それを必要な重さの数だけ作ります。
4.それを安全ピンで掛け布団の上にまんべんなく留めてできあがり。
 

注意点
・最初は布団の重さが体重の5パーセントくらいから始めましょう
・1日だけでなく、2〜3日様子を見てもものたりないようでしたら、1パーセントくらいずつ重くしていきましょう。
・布団の重さは、布団全体に均一であるようにしましょう。おもりをつけた場合、おもりの部分がベッドから落ちていないようにお気をつけください。
・おもりのついた布団で怪我をしたり家や家具を傷つけたりしないように、布団の取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
安全ピンを使われた場合には、安全ピンにもお気をつけください。
・体調の優れない方には向かないかもしれません。とくに呼吸器系、循環器系の疾患のある方、体温調節に問題のある方、術後の方、ご高齢の方にはおもりのついた布団はおすすめできないようです。

 
この方法の良いところは、おもりの重さを自在に調節できるところ、やめるのも簡単なところです。
もちろん古ストッキングではなく、かわいい小袋を作っておもりを入れれば、見た目も麗しくなります。
さあ、適度な布団の重さで今夜はぐっすり眠りましょう!
 
 

参照:
・Choosing a Blanket to Help You Sleep

http://www.psychologytoday.com/blog/minding-the-body/201112/choosing-blanket-help-you-sleep

・OT Corner: Weighted Blankets – The Solution to a Good Night’s Sleep?

http://www.pediastaff.com/blog/ot-corner-weighted-blankets-the-solution-to-a-good-nights-sleep-12131

・感覚器

http://ja.wikipedia.org/wiki/感覚器#.E8.A7.A6.E8.A6.9A.E5.99.A8

photo credit: slambo_42 via photopin cc


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