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すっぽんコラム

上質なすっぽんを育む「養殖」のひみつ

実は現在、皆様にお届けしているすっぽんの多くは「養殖」で育てられたものです。かつては天然ものが主流でしたが、環境の変化により非常に希少となった今、「質の高いすっぽんを安定して、かつ安全にお届けする」ために、養殖技術は欠かせないものとなりました。 今回は、知られざる「すっぽん養殖」の奥深い世界と、その情熱の歴史についてご紹介します。

日本のすっぽん養殖、そのはじまりは「東京」だった、、、?

その後、よりすっぽんの育成に適した環境を求め、舞台は静岡県の浜名湖畔へと移されました。そして、そこで確立された高度な技術は、時を経て日本各地の豊かな自然を持つ地域へと広がっていきました。
現在では、九州をはじめとする温暖な地域を中心に、その土地の気候や水質を活かした独自の養殖文化が花開いています。中でも、私たちが原料として選び抜いたのは、西日本有数の名産地として知られる「大分県安心院(あじむ)」のすっぽんです。

大分県宇佐市に位置する「安心院」は、深い霧に包まれる盆地特有の寒暖差と、清らかな水に恵まれた土地です。この厳しいながらも豊かな自然環境が、すっぽんの身をキリッと引き締め、良質な脂と豊富な栄養を蓄えさせ、現在では全国にその名を知られる最高級ブランドのひとつとなりました。

大分県安心院の清流

繊細なすっぽんを見守る「2つの養殖法」

すっぽんは「一度噛みついたら離さない」というパワフルなイメージとは裏腹に、実は非常に臆病で、環境の変化に敏感な生き物です。
特に「水温」管理は至難の業。水温が15度以下になるとパタリと食欲が落ち、10度を下回ると冬眠に入ってしまいます。この特性に合わせ、大きく分けて2つの方法で大切に育てられています。

  • 自然養殖法(露地養殖)

自然の四季に逆らわず、冬眠を挟みながらじっくり育てる方法です。出荷サイズ(500g〜700g)に育つまで3年〜5年という長い月日を要しますが、自然に近い環境でたくましく育ちます。

  • 加温養殖法

温泉水やボイラーを利用して、冬の間も活動に適した水温を保つ方法です。冬眠させずに栄養を摂取し続けるため、約2年で立派に成長します。

現在では、これらを組み合わせたり、地域の天然資源を有効活用したりしながら、「いかにストレスを与えず、健康に育てるか」という研究が日々積み重ねられています。

「栄養の質」を左右する、徹底した管理体制

単に大きくするだけでなく、「質の高い健康食品」の原料として育てるには、徹底した管理が欠かせません。

  • 清らかな水質管理

すっぽんは皮膚呼吸も行うため、水の汚れは健康に直結します。常に新鮮な水を保ち、病気を防ぐための細やかな水質チェックが毎日行われています。

  • こだわり抜いたエサ

エサは、製品の品質(栄養バランス)を左右する最も重要な要素です。野生に近い生命力を引き出すため、厳選された魚粉や新鮮な白身魚の身など、動物性タンパク質を豊富に含んだ独自の配合エサが与えられます。

卵からかえったばかりの小さな稚亀を、わが子のように見守り、数年の歳月をかけて立派な成亀へと育てる。すっぽんの養殖場には、生産者の並々ならぬ努力と愛情が注ぎ込まれているのです。

まとめ

皆様のお手元に届く製品の裏側には、100年を超える歴史と、高度な養殖技術、そして生産者の情熱が息づいています。
私たちの製品も、こうした「顔の見える生産者」によって大切に育てられた、安心・安全なすっぽんを厳選して使用しています。自然の恵みと人の技術が調和して生まれた、確かな手応えをぜひ体感してみてください。

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